
中島智靖
Nakajima Tomoyasu
中島智靖さんは、京都精華大学の陶芸コースを卒業後、既存の枠にはまらない唯一無二の表現を追求し、各地で作品を発表している気鋭の作家です。
彼の作品の最大の特徴は、「枯色線紋(かれいろせんもん)」と呼ばれる独自の技法にあります。
筆を使って泥漿(スリップ)を何度も塗り重ねることで、炎の揺らぎや土の収縮といった「窯の中の生きた動き」を、不動のうつわにしっかりと定着させています。一見すると重厚でオリエンタルな気品を感じさせますが、手に取ると驚くほど軽く、日常づかいにすっと馴染むバランス感覚を持っています。
また、釉薬を使わない焼き締めのうつわは、使い込むほどに表情を変えていきます。
「劣化と呼んでしまえば劣化ですが、私は1つの成長だと思っています」
中島さんがそう語るように、水分や油分を吸収し、洗うことを繰り返すうちに角が取れ、しだいに滑らかで優しい風合いへと育っていきます。
完成した瞬間がゴールではなく、使い手の生活のなかで育まれていく「プロセスとしての美しさ」。
日々の食卓を少し特別にしてくれる、これからの変化も楽しみな一生もののうつわです。
■経歴
1998年5月:
大阪生まれ
2021年3月:
京都精華大学 陶芸コース卒業
2023年10月:
静岡手創り市 秋 出展
2023年11月:
灯しびとの集い 出展
閉じる











