
日常に、ひとすじの色を。甲斐隆史さんのシルクストールが入荷しています。
甲斐隆史さんのことを、ひと言で説明するのは少し難しい。
吉祥寺の路地裏で「Blackwell Coffee」という小さな珈琲店を営みながら、奄美大島の泥染めや柿渋染めデニムの展示をニューヨークで開催しました。

抽象画の個展を開き、月刊のZINE(自主制作出版物)を発行し、フィルム写真を撮る。
そのすべてが、甲斐さんという一人の人間の「表現」として、ごく自然につながっています。
今回ご紹介するストールも、そうした活動のひとつです。
コーヒーと染め、根底にあるもの
甲斐さんは以前、自身の個展でこんな言葉を語っています。
「抽象画は、人の絵を見ているけれど実は自分の心を見る窓のようなもので、向き合ったその時その時にさまざまな心の風景が見えてくる」
コーヒーの焙煎も、染めも、根っこは同じ感覚なのではないかと思います。天然の「色素」を扱い、緻密な時間の管理によって深みを引き出す。手の感覚と経験が、仕上がりを左右する。どちらの仕事にも、そういった職人的な静けさがあります。
手にとって気づく、軽さのこと
実際にストールを広げてみると、最初に驚くのはその軽さです。
落ち着いた、どこか渋みを帯びた模様。一見すると重厚な印象を受けるのですが、素材はシルク。手に乗せると、思いのほかふわりとした感触で、空気のようにまとわりつかない。
派手すぎず、地味でもない。そのバランスが、大人の装いにちょうど良い「ひとすじの色」を加えてくれます。着こなしのアクセントとして、あるいは肩に羽織るだけで、その日の気分がすこし変わる。そういう一枚です。
甲斐さんのストールが届きました
このたび、当店に甲斐隆史さんのストールが入荷しました。
数は多くありませんが、一枚ずつ表情の異なる作品です。気になる方は、ぜひ手にとってみてください。
■経歴
吉祥寺にてBlackwell Coffeeを営む傍ら、染め・絵画・写真・ZINEなど多岐にわたる創作活動を行う。奄美大島の泥染めや柿渋染めを用いた作品のニューヨーク展示など、国内外での発表経験を持つ。
